俺には勉強しかない

140字のその先

システムアーキテクト試験受けてきた(日記:2022/4/17)

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試験会場


朝6時に起きて、あまりの試験の受けたくなさに愕然とした。


眠すぎてとても試験を受けられるコンディションではないし、
準備不足過ぎて合格の可能性を信じる余地が無かった。
気持ちも折れてたし、「今日はこのまま休んで明日からの仕事に備えた方がいいんじゃないの?」等の言い訳が沢山浮かんだ。


このまま二度寝を決め込めばどれ程気持ちいいかは、経験から知っていたが、
どうにか布団から這い出て試験会場へ向かった。


落ちると分かっている試験を受けに行くには、コツがある。
損得勘定や自分の気持ちを一切無視して、部活動や、消防団の集まりへ行くような感覚で試験会場に向かうことだ。
体が試験会場に着いてしまえば、後は流れでどうにかなる。


それと、最近気づいたのだが、達成どころか取り組むことさえ出来ないような目標を掲げることは、
ジワジワと自分にストレスを与える。
自分との約束を破っている気分になるからだ。

なので、「いつかやる」と先送りにして逃げ続けてストレスを受けるよりは
ノー勉で試験を受けて大敗して目標を諦めた方が、長期的なストレス解消になる。


とにかく、申し込んだからには試験は受けに行ったほうがいいと個人的には思う。
受かっても落ちても何かしら得るものはある。


試験10分前に会場に着いて、そのまま午後Ⅱ試験まで逃げずに受けてきた。


システムアーキテクト試験を知らない人のため説明すると、
この試験は

  • 午前I試験と午前II試験は、それぞれ40分/50分間のマークシート方式
  • 午後I試験は90分間の記述式
  • 午後II試験は120分間の論述方式

の4つの試験に分かれていて、9:30〜16:30までの長丁場な試験だ。


特に午後II試験は2時間で約2800文字の論文を手書きで書く必要がある。
単純平均で1文字あたり約2.6秒のペースで書き続けなければならない。

問題の難易度云々の前に、訓練せずにそんなに長時間書き続けると手が動かなくなる。
実際、去年この試験を受けた時は途中で手が力尽きて断念した。

しかし今年は、全ての試験で何とか答案を完成させて提出できた。
大いなる進歩。


来年も受験する可能性があるので(それも結構な高さで)、
感触を覚えている内に各試験の感想を書く。

午後I試験の感想

IPAの解答速報を見て自己採点したら、20/30点でギリギリ合格していた。
※18/30で合格

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:問題冊子・配点割合・解答例・採点講評(2022、令和4年)

  • 主記憶へのアクセス時間の計算は、基本情報レベルなのに間違えた。要復習
  • アクチュエータはITパスポートでも出題されていたけど間違えた
  • 何故か正規化の問題を間違えてた
  • リバースプロキシサーバを用いたシングルサインオンはマジで分からなかった
  • ソフトウェア保守の分類なんて知らんよ
  • EACの計算はやり方忘れてた
  • 意外とITILから結構出題される
  • PM理論なんて知らんよ
  • プログラム著作権の原始的帰属、これは分からなかった
午前II試験の感想

IPAの解答速報を見て自己採点したら、18/25点で合格していた。
※15/25で合格

  • 意外とアジャイル開発から結構出題される。毎回分からない
  • ラボ契約なんて知らんよ
  • eシールなんて知らんよ
  • アクセス時間の計算、午前Iでも出題されたけど解けなかった。要復習
  • 問23の信頼性の問題、なんか腑に落ちない(ウじゃないのか)
  • PBXの問題は分からなかった
  • 下のページの問題から結構出題されて、非常に助かった

システムアーキテクト試験 チートシート 令和4年度春期版 - 資格部 📝

午後I試験の感想
  • 問1と問2を選択。問3が簡単そうだったのに、何故か問2を選んでしまった
  • 問1はかなり解きやすい印象だった。ろくに問題演習をやってない自分でもある程度勘所が掴めた
  • 問2は最初に読んだ時「え、これってデータベーススペシャリスト試験じゃね?」と驚いて、少し怯んだ
  • ちゃんと読んだら何となく解答らしきものが見えてきて、とりあえず記入欄は全部埋めた
  • 時間は5分くらい余った
午後Ⅱ試験の感想
  • 問2「業務のデジタル化について」を迷わず選択した。今後、これ以上に書きやすいテーマが出題されるだろうか?
  • もしこのテーマじゃなかったら多分書けなかったと思う
  • 論述の文章構成に合計15分くらいかけた
  • 文章構成さえ決まっていれば、内容は用意していなくても案外スラスラ出てくる事に気がついた
  • 手が疲れる問題の対策を用意した。「文章構成を考える」と「答案用紙に記入する」を交互に繰り返すことだ
  • 時間は5分くらい余った
  • たとえ不合格でも一生懸命書いたので採点して欲しい
総評

とりあえず午前試験は合格して良かったし、何より自分の怠惰に打ち勝った喜びがデカい。
結果はどうあれ、受験して良かった。

「もしかしたら受かってるかも」という手応えも若干感じている。
本当に受かってたら多分嬉し過ぎて叫ぶかもしれん。

次の目標

4/28 に基本情報技術者の午後試験を受ける予定

前回の日記

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これより修羅に入る(日記:2022/4/10)

システムアーキテクト試験まであと1週間を切ったけど、マジで勉強したくない。
明らかに時間が足りない。

今の自分の平日スケジュールは、9:00〜18:30の仕事以外に週2日の1日3時間の副業と
週2日の1日1.5時間の大学院の講義がある。
その他、講義の課題をこなすのに週4時間はかかってる。
土曜日は10:00〜17:00の副業が入ってる。

試験は4/17の日曜日。
マジで間に合わない。


もっと前から準備しておけばよかったのだが、試験勉強を始めるのは
冬場に冷たいプールに飛び込むような勇気が必要で、先延ばしして気晴らしに時間を溶かしてしまった。
それでも、このままでは無駄なストレスを抱えるだけで終わってしまうので、
流石にそろそろ諸々の準備に取り掛からないといけない。


これら全てをしっかりこなそうとすると、多分睡眠時間は4.5時間/日くらいになると思う。
頑張るしかない…
という訳で、4/17までインターネットを一切見ずに、ひたすら仕事と勉強をしようと思います


こういうプレッシャーの中でやりたくない事をやらないといけない時、
普通の人はどうするんだろうか。

自分は意志が弱いので、失敗するかもしれない事に挑戦しようと思うと、
どうしても力が入らなくなってしまう。

それと、自分への期待値を制御できなくて、あれもこれもと手をつけて
結局形にならないケースが多すぎる。


何とかせねば!

前回の日記

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試験会場に向かうのが一番難しい(2022/4/3 日記)

4/3は基本情報技術者の午前試験を受験してきた。

4/2の土曜日、副業の方の仕事を終えた後に、
試験会場付近の一泊5000円のビジホに缶詰になって、
ちょいちょいTwitterをやりつつも、夜遅くまで試験勉強した。

試験当日の朝、起きてすぐにふと「あ、なんか今日は受験しなくて良いかな」という気持ちがもたげた。
「もう応用情報持ってるんだし、今更基本情報なんて取っても意味ないよ」という、無意識の声に従いそうになった。

いや、あれは気持ちというよりも「催眠状態」に近い。
別に「どうせ受かりっこない」などと自暴自棄になっていたわけではない。
何の抵抗も葛藤もなく、試験を受けずにこのまま家に帰って、動画観ながらゴロゴロしようかな、と考え始め、
あと少しのところで本当にそうするところだった。

実を言うと、あの「催眠状態」は過去に何度も味わったこともあるし、
ことあるごとに私の人生を台無しにしてきた。

正直に言うと、決して安くない受験料を支払って、結局受験すらしなかった事が沢山ある。
大学生の頃は、自分でもよく分からない理由で期末試験を受けれなかったこともあった。
その他、人生で踏ん張らなければいけない場面で気持ちに力が入らなくなり、逃げてしまった経験も数え切れない程ある。

あの「催眠状態」は何なんだろうか?自分への期待をことごとく裏切ってしまうのは何故だろうか?
なぜ肝心な時に力が入らなくなるのだろうか?


今読んでいる本『やりとげる力』では、そのような状態に陥る原因を「レジスタンス」と読んでいた。
この本では人生を負の方向へと引っ張る力であると書かれていた。
スピリチュアルな内容だが、この現象に関しては、心理学とか脳科学を持ち出されるよりも、個人的に納得がいった。
そして、「レジスタンス」を消す方法は無いらしい。存在に注意を払い、すべきことをするしかない、とはっきり書かれていた。


やりとげる力


実際、情報処理技術者試験の不受験率は決して低くない。
応募者と受験者の累計を見ると、大体受験率は68%くらいだった。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_07toukei/oubosya_ruikei.pdf

さらに興味深いデータもある。
平成30年システムアーキテクトの午後II試験の結果を見ると、
午後I試験の採点対象者が3028人なのに対して、午後I試験の採点対象者は1872人とある。
つまり、1156人は試験の途中で諦めて帰ってしまっている。
どうやら「レジスタンス」にやられてしまっているのは、私だけではないようだ。
https://www.itec.co.jp/wp-content/uploads/shiken/2018a/2018a_sa_comment.pdf


結局、這って行くような気分で試験会場へ足を運び、試験を受けてきた。
その結果合格だった。

今回の収穫は、人生を負の方向へと引っ張る力を、「レジスタンス」の存在をはっきりと感じ、それに勝てたことだ。

もし、この記事を読んでくれている人の中で、これから何らかの試験を受ける予定のある人がいたら、一つだけアドバイスがある。
試験に申し込んだのなら、絶対に受験して欲しい。
勉強が十分とか不十分とか、受かったとか落ちたとか、役に立つとか立たないとか、そんなことは本質的にはどうでも良いのかもしれない。
ただ、「立ち向かえなかった」という事実と、そこでついてしまった逃げ癖は、自分が考えるよりもずっと大きな影響を与える。

私はそれに気づくために、あまりにも膨大な時間を無駄にしてしまった。

前回の日記

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伊豆大島旅行記

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在宅勤務に疲れた頭をリフレッシュさせるために、伊豆大島に一人旅に行ってきた。

一昨年は島根に行ったが、去年はどこにも旅行に行けなかったので、そろそろどこかに遊びに行きたいと思っていた。

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とは言っても、観光やレジャーっぽいことはせずに、ただ島に行ってダラダラ過ごして帰ってきた。
そう、目的なく1人でボーッとしながら過ごすのに、伊豆大島は最適な観光地なのだ。
当記事では、写真とともに伊豆大島の魅力を語りたいと思う。

東京から近い

フェリーだと7時間だが、高速ジェットなら2~3時間で東京に着く。

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そして、東京・竹芝ターミナルは浜松町駅から徒歩10分で、乗り場がコンパクトで案内もスムーズなので、
飛行機と違って搭乗前後でバタつく必要がない。

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【日記】2022/03/17

システムアーキテクトの試験日まで1ヶ月を切った。
本格的に試験勉強を始めたいのだが、Twitterをログアウトし、YouTubeを閉じた後の「無音」に、退屈に、
耐え難いしんどさを感じている。

自分は今本当に孤独なんだという事実と、自分自身との約束から
逃げたくてダラダラとネットをやっていたんだと気がついてしまった。

そして、ダラダラと孤独と誤魔化し、先延ばしを続け、ついに40歳になってしまった自分のことを想像した。
その時の40歳から死ぬまでの間の期間は、果たして「人生」と呼べるものだろうか?
どうせなら、気晴らしを捨てて、目の前の孤独や課題に真剣に取り組んだ方がよかったのではないか?
怖くなって想像をやめた。

恥ずかしがらずに本音を言うと、パートナーと友達が欲しい。近所付き合いの出来る隣人が欲しい。
そして、仕事で十分な成果を出せる人間になりたい。
自分が社会の中で受け入れられ、与えられた役割をきちんとこなせてるという実感の中で暮らしたい。
今の自分の生活はそれと対極にある。仕事、人、環境、いずれも自分との関わりの中で不協和音が生じてる感覚がある。
その不協和音を聞きたくなくて、ずっとYouTubeの動画を垂れ流していた。

いい加減、この生活をなんとかしたい。
そのために、今年いっぱいは、孤独である事を受け入れようと思う。

SNSや動画で感覚を麻痺させて孤独を紛らわすのではなく、
なりたい自分に近づき、送りたい生活を手に入れるために、働いて、勉強して、訓練する修行僧になる。