島根旅行記
今年のお盆休みに島根に旅行に行ってきた。
島根に行くのは今年で2回目となる。
前回は2月に行ってきた。
今年の1月に、島根へのIT移住説明会に行った時に、
参加者限定で島根のIT企業視察ツアーに行ける抽選会に応募し、
それに見事当選したのである。それも、国費で行ってきた!
ツアーでは6社くらい出雲・松江にある企業の説明会に行かせてもらった。
それだけでなく、最終日には出雲神社などにも案内してくれた。
美味しいご当地料理も振舞ってくれた。
至れり尽くせりである。
その時のツアーで私は島根、特に松江市が好きになってしまい、
今度一人で行って、あの土地で暮らしていけるのか可能性を探ろう、とずっと考えていた。
松江市には、地方都市にありがちな昭和の空気を引きずった荒んだ雰囲気が無い。
街並みも歩いている人々も穏やかで、小綺麗に整っている。
整っているだけでなく、活気があった。
特に気候が好きだ。日差しが柔らかく、海と山があるからか、空気が心地よい湿気を帯びているのが良い。
そこで今回、GoToキャンペーンに乗じて
松江に3泊、隠岐の島に5泊してきた。
以下の観点から、松江(ついでに隠岐も)は自分にとって住みやすい街かを確認してきた。
- 生活インフラ(交通網、病院、娯楽施設、スーパー等)は整備されているか
- 現地の人達は優しそうか
- 物価は安いか
- 住宅地は住みやすそうか
- 治安は良いか
- 気候は安定しているか
松江
やはり住みやすそうな良い街だった。
気候もそうだけど、街のあちこちに川があるのが個人的に好き。
夜になると魚が跳ね出す。夜釣りしている人もいた。
車が無いと不便そうではあるけど、中心部で一人暮らしなら自転車でも何とかなりそう。
店に関しても問題ないね!映画館あるイオンは勿論あって、
マック、吉野家、すき家、ケンタッキー、ドミノピザ辺りのファストフード店舗もあった。
物価も都心部と大差なかった
まあ平均的な地方都市って感じ
深夜にレンタルしたママチャリで繫華街をあちこち駆け回ったけど、怖い人はいなかった。
治安は良さそう。そういえば松江ではマイルドヤンキーをほとんど見かけない。
それどころか、小奇麗で頭の良さそうな若者を結構見かけた。
島根大学が近くにあるのが関係してるのかもしれない。
ちょっと車を走らせると一気にド田舎になる。
…ごめん、あんまり真面目に観光しなかったから、写真はあんまり撮ってないんだ。
犬を飼える場所となるとどうしても松江中心部からは外れてしまうだろう。
出雲あたりになるかも知らん。まあ住む場所は本格的に移住考えだしてから検討しよう。
隠岐
行きはフェリーで、帰りは大阪までの飛行機で往復してきた。
島に着いて最初に感じた印象は「意外と栄えている」だった。
船着き場から徒歩5分程度の場所にドラッグストアがあった。
島の内陸部に行くと本屋、ヤマダ電機、スーパーもあった。
何というか、経済的に妙に潤ってる。
物価も本土とそんな差は感じなかったなあ。
ガソリンは高いのかも知らんが、普段運転しないから相場が分からん…
隠岐は海、山、川の三点セットで、「日本の原風景」って感じの景色が楽しめる。
ドライブには最適だ。
ご飯は美味かった!特産品であるサザエも勿論美味しかったけど、
やはりイカの刺身の旨さが群を抜いていた。本土であんな美味いイカ食べたことねーぞ!
地元民ご用達のラーメン屋で食べたスタミナラーメンも美味かった。
漁民仕様なボリューム。力が出る
島民の雰囲気は心なしか塩というか、なんか歓迎されていない感じがした。
今思うとよそ者がコロナ運んでくるんじゃないかって警戒してたのかもしれない。
今回は惜しくも50年に1度の大雨に見舞われてしまい、乳房杉やローソク島を見に行く事が出来なかったのが残念。
その日は一日旅館に引きこもってダラダラしていた。それもまた旅先で出来る最高の贅沢の一つですよ
帰りは飛行機で帰った。当然フェリーよりは高いけど、フェリーは港に着いてからバス/新幹線乗り場まで行くのが大変なので、それ考えると意外とお得かもしれない。
大阪でも遊べるし!
結局松江で3泊、隠岐の島に5泊もしてしまった訳だが、
「おっし、島根移住するぞ!!!」って決意は湧ききらなかった。
やはり移住に当たっては、仕事や土地の住みやすさ以外にも考慮すべき項目はたくさんある。
一番はやっぱり「将来的に結婚するのか」だと思う。さらに結婚した場合子供は作るのかどうかでも大きく事情が違ってくる。
結婚・・・
この前読んだニュース記事に、35歳独身の結婚率は5%だと書いてあった。
それを読んで35歳まで独身だったら結婚を諦めよう、とはならなかったが、
それでもする予定の決まってない結婚を理由に、自分のやりたいことを先延ばしに出来るのは
35歳までだな、と思った。
35歳までに移住するかどうかを決断をしようと思った。
何れにしても、「一軒家で柴犬を飼う」というデッケエ夢がある以上、
ある程度地代の安い地域に移り住む必要がある。
それまでは生活をより整えたり、収入が上がるよう頑張ってみたり、マッチングアプリを覗いてみたり、より素晴らしい移住先候補地を探したり、色々準備をしよう。