俺には勉強しかない

140字のその先

しっかりしろよ、Twitter!!



今はなんか解除されているっぽいが、ここ数日Twitterのタイムラインがまともに見れない日が続いていた。


news.yahoo.co.jp


こちらに関しては皆さん色々な文句があったと思うが、当記事では今回のTwitterの閲覧制限について、
自分が一番ムカついたポイントについて書きたいと思う。

なぜ公式からのアナウンスが無かった?

見出しの通り、個人的に一番腹が立ったのは、今回の障害、および閲覧制限について、
公式アカウント、ないし公式サイトからアナウンスが無かったことだ。


そのため、我々が何が起きているのかを知るためには、悪ノリが過ぎるイーロンマスクのツイートを翻訳・解釈する以外の方法が無かった。


一般論として、お金を払って利用しているユーザーがいるWebサービスが、予告もなく停止した場合、
運営から最低でも以下についてアナウンスがあって然るべきだろう。

  • 謝罪
  • 事象およびその発生原因についての説明
  • 復旧予定日
  • 再発防止策


今回のTwitterは、いずれの内容もアナウンスしなかった。

そもそも、どこで公式からのアナウンスが見れる?

まず、Twitterの公式アカウントってこれで合ってるよな?


https://twitter.com/TwitterJP


イーロンマスクほどじゃないにしても大分ノリが厳しいな。


確かに、お堅い企業アカウントがたまにちょけた投稿をするとキュートで面白いみたいな現象はある。
しかし、コレみたいな公式としての役割をなんにも果たさず、ふざけた投稿ばかりしてるのは論外でしょう。
勿論、今回の閲覧制限についてのアナウンスは無し。



次に公式ブログ?を見てみる。


blog.twitter.com


恐らく、プレスリリースはここに掲載されるんだと思うけど、なんかふわっとしたタイトルが多くてイマイチTwitterそのものの状況が掴めない。
そして当然のように今回の騒動についての掲載は無し。


フッターを見てみたら、「障害情報」というリンクがあった。


status.twitterstat.us


どうやら、メールアドレスを登録して購読しないと見れないらしい。
History」というタブを見てみる。




『No incidents in the last 180 days』



あっそ💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢

そもそも、「X Corp.」の企業サイトはどこ?

そういえば、今年からTwitterってX Corpって企業になったなと思い出し、
もしかしたら今回の騒動のお詫びと説明が載ってるかも?と考えて
X Corpの企業サイトを探してみたが、結論としては見つけられなかった。

今年新設された会社とはいえ、これだけ巨大なWebサービスを運営している会社のホームページが無いということに驚いた。

まとめ:プラットフォーム運営は難しい。それでもTwitterには腹が立つ

自分はITエンジニアなので、あれだけ巨大で複雑なWebサービスを稼働させ続けることが、
そしてそれで売上を立たせることがどれ程難しいか、理解は出来なくても想像はつく。


ちょっと前に以下の記事が話題になったが、これに書いてある通り、
健全な運営を保ちつつプラットフォームをマネタイズするのは難しいんだと思う。


p2ptk.org


それでも、企業からユーザーに必要なアナウンスをしないというのは、マネタイズとかプラットフォーム運営とかとは別次元の話だろう。
何が起きてるのか知りたがってる億単位のアクティブユーザーに何の説明もしないのは組織としてあり得ない。


それにしても、イーロンマスクのあの文系大学生みたいな悪ふざけは本当きついわ。
メタクソ化してるのはTwitterじゃなくて…

おまけ:「移住先」について

今回の騒動でTwitterに嫌気が刺した人達は多いようで、現在Misskeyとかマストドンとかが高負荷常態のようだ。
爆サイに流れてる人も沢山いるらしい(なんでだよ?)。


恐らく一時的なブームで、大半はまたTwitterに戻ってくると思うが、これをきっかけに国産SNSやプラットフォームがもう一度見直されて、アクティブユーザーが戻ったら面白いなと思う。
はてなブログもそうだし、mixiも今どうなってるか分からないけど良いと思う。


下みたいな、小規模ながら活発なSNSもある。


himote.plus


結構文句を言ったが、現状Twitter以上に素晴らしいSNSは無いし、今後も出てこないのではと思う。
とはいえ、自分の所属が特定のプラットフォームに依存するのはよくないので、色々と訪ねてみるのが良い。
そしてそれはインターネットに限った話ではない。

ロシアの謎の鳥にハマった

謎の鳥 可愛らしい

最近、私のYouTubeのトップページは、謎の鳥の動画で埋め尽くされている。
この鳥だ。



youtu.be



まず見た目の奇妙さに目を引かれる。
真上を向きっぱなしの顔とつぶらな瞳、立派なあごひげ、真紅のアイブロウ。


さらに奇妙なのが鳴き声だ。
「ケコッ   ケコッ  」とウインカーのような乾いた音を発しながら歩き回り、
そのウインカー音が段々加速(クレッシェンド)していき、最後に「クシャクシャクシャクシャ」と連呼する。
たまに思い出したように「エウエウッエシエシッ」とも鳴く。



youtu.be



色々とおかしいこの鳥だが、一番ヤバいのは戦闘狂すぎる性格で、
自分の縄張りに入ってくる不届き者に対して、たとえそれが人間だろうと自動車だろうと、
即座に喧嘩を売ってくる。



youtu.be

youtu.be



「エウエウッエシエシッ」と威嚇をかました後、ジグザグ移動しながらにヌルーっと距離を詰めて(この動きがまたおもろい)翼でビンタをしてくる。
はたかれた人の反応を見る限り、結構痛そうだ。



youtu.be



この謎の鳥は、ヨーロッパオオライチョウというらしい。
生息域はロシアに限らず、ユーラシア大陸の西部にも生息しているとのこと。

なんか癖になる可愛さと面白さがあって、動画が上がるとつい観てしまう…
オールマイティ・ラボとかでいつか紹介されそう



youtu.be

上はこの鳥を知るきっかけになった動画 水筒の下りで草

スイートタスク

「自発的にやりたいと思える、有意義だが優先度は低いタスク」を、個人的に『スイートタスク(sweet tasks)』と呼んでいる*1

例えば、ファイルやフォルダの整理整頓や部屋の掃除は、私にとってスイートタスクだ。
楽しいからどれだけやっても疲れないし、それが自分のためであれ他人のためであれ、率先してやりたいと思える。

仕事の話をすると、プログラミングは私にとってスイートタスクに該当する。
自分が実現したい処理を実装できた時の喜びを想像すれば、何時間でもコーディングが出来た。それが楽しくて甘かったからだ。

それと、一部の人にとって入浴は大変な重労働なそうだが、私にとって浴槽に浸かる時間は一番大切なものの一つだ。
「他の人は避けたがるが、自分はやりたいと感じる」という意味で、入浴は私にとってのスイートタスクと言える。


これらのスイートタスクが、仕事や人生において比較的優先度が高い状態の時は、何ら問題なく物事が進む。
問題は、自分にとって決してスイートではないタスクの優先度と緊急度が高くなった時だ。


私の場合、そういった状況下では次の3つのうちのいずれかの行動をとる(または、とってしまう)。

  1. 諦めて、やりたくないけど優先度が高いタスクをこなす
  2. やりたくないけど優先度が高いタスクから逃げて、スイートタスクに手をつける
  3. 全てのタスクを投げ出して、ミイラになる


言うまでもなく①がベストな選択だ。
仕事においても人生においても、絶対にやりたくないタスクが一番やらないといけないタスクであることが多い。

②は、いわゆる期末試験前に部屋の掃除を始めてしまう現象だ。
確かにそれが逃避行動であることは間違いないが、同時に誰かが注意や叱咤をしてくれて立て直せる可能性もある。
(納期が近いのにせかせかとファイル整理に勤しんでる部下がいたら誰でも叱るだろう)

問題は③で、この状態になると外部とのコミュニケーションも遮断し始め、生産性がマイナスに振り切る。
外部の人はコミュニケーションをとったり叱ったりする前に、まず相手の「ケア」から始めないといけなくなる。
そして、時間が経つ程、自ら③から①への移行は難しくなる。


私が言いたいのは、③でいるよりは②のほうがはるかにマシということだ。
なんにも手がつけられなくなって塞ぎ込むよりは、たとえそれが緊急でも重要でもなくても、
自分がこなしやすいタスクに手をつけたほうがいいと私は思っている。

そういったスイートタスクを何個か終わらせれば、自信と自己コントロールを少しだけ取り戻して、
やらなければいけないことに取り組めるチャンスも生まれる。

喩えるなら、餓死寸前でチョコレートバーを齧るような感じだろうか。
チョコレートバーはどちらかというと健康に良くない食べ物だが、餓死一歩の状態で食べれば命を救ってくれる。

*1:学術的な正式名称があれば教えて欲しい(絶対にあると思う)。

2023年の抱負

明けましておめでとうございます。

2023年の抱負は

  • 安請け合いをしない
  • 自分に出来ることをキチンとやる
  • 生活を整える

の3つとする。

2022年は俺にとって失敗の年だった。
年始に立てた計画や目標は、結局のところどれ一つ達成出来なかった。

2022年の抱負 - 俺には勉強しかない

前半は割と順調だったが、ヘッドハンティングされて考えなしに転職したり、
大学の同期に準備に何か月もかかる催し物への参加を承諾したり、
ベンチャー企業の経営者にコーディングを頼まれて無償で請け負ってしまったりしたのが原因で、
当初の計画が大きく崩れて、最終的にどれも失敗に終わってしまった。

誰かに必要とされるのが嬉しくて、その場しのぎで相手の期待に応えようとして
その結果安請け合いしてしまったのが原因だと思う。
最終的に、自分のやりたい事が出来なかっただけでなく、相手の期待まで裏切ることになった。

だから今年は、というよりこれから先は、安請け合いは絶対にしない、と心に決めた。


もう一つ、去年までの自分を振り返って思ったことがある。
何者でもない自分が嫌で、出来ないことを出来るようになりたい、
持ってないものを手に入れたい、と考えすぎていた面があった。

いわゆるクォーターライフクライシスという心境で、自分くらいの年齢に陥りがちなものらしい。
www.lifehacker.jp

しかし最近は、自分が出来ないことを努力して出来るようになるよりは、
今の自分ができることを確実に実行することの方が大切では、と思うようになった。
というのも、自分ができることすら満足にやっていない現状に気が付いたのだ。

今年は「すごい自分になる」目標は一旦諦めて、自分にできることをキチンとやるようにしたい。


話が変わるが、今読んでる『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』に素晴らしい一説が書いてあった。

日常生活をコントロールできるという自信がないまま目標を設定してしまうと、モチベーションとエネルギーは上昇するどころか低下してします。

これはまさにその通りだと思った。そして、なぜ目標を立てると居心地の悪さのようなものを感じるのかが分かった気がした。

今年は自分が生活をコントロールできているという実感を持てるまで、
具体的な目標は立てないようにする。


以上、2023年は良い一年にしたい。
誰にとっても良い一年になることも願う。

2年近くやり込んだFPS「Shell Shockers」をやめる

最終成績。桁数を見れば遊び込んだのが伝わると思う


今回は私が2年近くやり込んだFPSゲームの紹介と、本日をもってそれを辞めるという話をしたいと思う。

私は2年前にShell Shockers というFPSゲームを始め、それ以降ほぼ毎日、は言い過ぎだが
一年の内340日くらいはこのゲームを遊んできた。

shellshock.io

このゲームの特徴はプレイヤーの見た目が卵で、武器の名称も卵にちなんだものになっていることだ。
被弾すると血の代わりに卵黄が飛び出る仕様で、
他のFPSのような惨さやスタイリッシュさは無く、全体的にユーモラスな雰囲気のゲームだ。
しかし、体力が0になると「アアアアアーーーーーー!!!!!!!!!」という卵らしからぬ甲高い悲痛な断末魔を上げる。
そこもギャップがあり面白くて気に入ってる。


このゲームの1番気に入ってるところは、とにかく気負わずにプレイできることだ。

一応Googleアカウントでログインすればデータを引き継げるが、
単に遊ぶだけなら会員登録すら必要ない。
いつも使ってるブラウザでゲーム画面を開き、PLAYボタンを押せば、10秒も待てばプレイできる。
あとは何にも考えずに、能天気なステージを駆け回り目の前の卵を撃ち続けるだけだ。

ApexやVALORANTのような(疲れてる自分にとって)鬱陶しい駆け引きや連携要素も無い。
BFやCoDシリーズのような身につまされるシリアスさも無い。
あるのはひたすら卵を銃で撃って割り続ける爽快感だけ。

何より最高なのは、「誰もこのゲームを真剣にやっていない」ということだ。
プレイヤー全員が注意散漫に、ゆるく遊んでる。
疲れてるけど何か刺激が欲しい時、どうしてもやりたくない仕事があって現実逃避したい時に遊ぶのに最適なのだ。


そんな雰囲気のゆるいゲームなので、2年もやっていると流石に腕前は上位になってくる。
普通に撃ち合ってるだけだと物足りなくなってくるのだ。
そのため、段々と性格の歪んだ遊び方をするようになる。

1番よくやったのは「camper」という遊び方で、
地下室や屋上など、あまりアクセスの良くない場所でひたすら敵が来るのを待ち続ける。
そして、敵が来たら即座に倒してしまう。

それを繰り返していると、段々敵も「あの場所に行くといつもアイツがいる」と学習し、
ムキになって自分を倒しにくるのだ。
それでも返り討ちにし続けると、いつしか他の敵と徒党を組んで集団で襲いかかってくる。
1番凄い時は7人がかりで来られた時があった。
それを1人で全員返り討ちに出来た時の脳汁の出具合と言ったら、半端ない。


またこのゲームには、試合として明確な勝ち負けが無い事も特徴だ。
ただ自分が気が向いた時に参加して、好きなように撃ち合い、飽きたら無言でサーバを出る。
そこに一切の責任や後ろめたさも存在しない。
隙間時間にサクッと遊ぶには最適のゲームなのだ。


もう少しゲームの特徴について具体的に説明しよう(読み飛ばしてもらって構わない)。

  • 試合形式はバトロワ方式、チーム戦、フラグ戦、陣取り合戦がある。
  • 武器の種類はアサルトライフル、ショットガン、スナイパーライフル、バズーカ、3点バーストなど結構多彩で、どの武器を選んでも面白い。「ガチ勢ならこの武器一択」みたいな傾向はなく、パワーバランスも絶妙に保たれている。
  • ガチ勢やチーターが少ない。ほとんどが初心者や、それ程FPSが上手くないエンジョイ勢
  • スペースキーを押すとちょうど相手を飛び越えられるくらいの高さのジャンプが出来る。このゲームの肝の一つで、ジャンプを上手く使って相手を翻弄したり攻撃を避けたりすることが大事となる。
  • 体力は時間の経過と共に自然回復する。
  • 5体連続で相手を倒すと一時的に体力が倍増し、10体連続で倒すと10秒間攻撃力が上がる。
  • 画面の左下にチャット欄があって、そこでのやり取り(大体喧嘩)は読んでいても書いていても面白い。
  • たまーに日本人プレイヤーがいる


ゲームについての説明はここまでにして、本題に入りたい。
私はこの2年間遊び抜いたゲームを、本日を以て辞めようと思う。

このゲームはあまりにも私の好みとニーズにマッチしすぎていた。
そしてこのゲームの遊び方も、費やした時間も、いつしか「気晴らし」の域を大きく超えてしまった。
明日中に終わらせなければならない仕事が3つもあるのに、
「誰か俺を止めてくれ」と思いながら7時間もぶっ通しでプレイしてしまったこともあった。

そして気づいたらストレスが溜まるとこのゲームをやる、という一種の悪癖みたいなものがついてしまったのだ。

私も気づいたら30手前で、今後はそのような逃げ癖みたいなものを治したいと思っている。
そのために、2年間愛したこのゲームを辞めようと思う。


この記事はその意思表示のために、そしてあまり知られていないこのゲームへの愛を語るために書いた。
今までありがとう、Shell Shockers。楽しかった。