視力と視覚の違い(読書メモ:『スポーツ少年の運動能力を飛躍的に向上させる 強い「眼」の作り方』)
下の写真を見ていただきたい。これは何の写真だろうか?
正解は「牛」。写真左の白黒部分に注目すると、目と鼻、そして耳が浮かび上がってくるのではないだろうか?
この写真の中の模様は見えていたはずなのに、初めは牛だと気付きにくい。
そして、一度牛だと気づくと、もう一度写真を見た時でもすぐに牛だと分かるはずだ。
これが「視覚」である。つまり、「ものが見える」力を視力だとすると、
「見えたものに意味づけする」力が視覚である。
そして、今この瞬間に「牛を見つける力」が向上したように、
視力と違って視覚は訓練によって向上させる事ができる。
視覚を向上させると、勉強やスポーツに必要な能力が向上するらしい。
そのためのトレーニング方法がこの本で色々紹介されていた。
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スポーツ少年の運動能力を飛躍的に向上させる 強い「眼」の作り方
目から入った情報を処理することで能力が上がるというのは、個人的にも納得できる。
仕事においてミスが少ない人は、他の人が見落としがちな細部にもキチンと気付く事が多い。
尤も、知識と経験が十分にあり「何が重要か」を知っているから細部に気付ける、という側面もあると思うけど。
いずれにしても、パフォーマンスを上げる手段として「視覚(=見る力)」を向上させる、というのはありかもしれないな、と思った。
余談として、最近Twitterで下のツイートが話題になっていた。
あなたはすぐに丸を見つけられただろうか?
「この中にいくつ丸がありますか?」っていうこの画像クイズ。僕は何十分もわからなかったのに5歳の息子は2秒でわかった。。 pic.twitter.com/5lMME2N5Ll
— けんたろ | クイズ思考 (@kenlife202010) 2022年3月7日